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歩行不全という病気

歩行に何らかの問題が生じた状態を「歩行不全」と言います。歩行不全は放置すると活動性の低下や廃用症候群に進行します。

健康歩行

歩行不全

フレイル

​廃用性症候群

歩行不全の三大要因

痛い
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糖尿病・膠原病
血管外科・循環器
神経疾患

整形外科
皮膚科

骨の変形
外反母趾
皮膚疾患
胼胝など
精神疾患
神経種
血管関連疾患
静脈瘤・LEAD
炎症・膠原病
糖尿病・リウマチ
痺れる
疲れやすい
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上記のように様々な診療科に分類される歩行不全。

日々のかかりつけ医との連携がとても大切になってきます。

内科疾患で気になることがある場合

院内における内科医との連携

◾️内科医と連携した全身管理

当院では、毎週木曜に内科外来を実施しております

内科医

投薬などの全身管理(足病医)

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足病医

歩行量や歩行の維持に必要な治療や筋力のトレーニングに関して院内で情報を連携しながら、より包括的に患者様の健康を支える診療の実現を目標としています。

◾️人それぞれ異なる目標歩数

目標歩数は人それぞれ、その人の既往や現病歴、体格などによっても変わります。例えば、現在の歩数が1000歩以下の人に目標歩数7000歩を掲げても、到底実施できるものではなく、仮に実施できたとしても数日間で、かつ単に歩数だけ増やしても、場合によってはそれが負担となり新たなトラブルを引き起こすことも少なくはありません。

長期的に持続可能な目標を設定していくことが必要だと我々は考えています。

◾️当院の内科担当医

目標経験と幅広い知識を持つ2名の内科医が非常勤勤務しております

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日吉 徹( ひよし とおる)

日本内科学会 総合内科専門医 日本糖尿病学会 糖尿病専門医

日本内分泌学会 内分泌代謝科専門医・内分泌代謝科指導医

1983年 獨協医科大学卒

1985-1989年 東京医科歯科大学大学院卒

2005年- 元日本赤十字社医療センター 創傷ケアセンター長

2009年- 元日本赤十字医療センター糖尿病分泌内科 部長

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吉次 通泰(よしつぐ みちやす)

日本内科学会認定医・日本糖尿病学会認定専門医

日本消化器病学会認定専門医・日本肝臓学会認定専門医・日本医師会認定産業医

1967年 横浜市立大学医学部卒1972 年横浜市立大学大学院卒(元)日本赤十字社医療センター糖尿病内分泌科部長

ご相談をご希望の場合、まずは内科初診を受診下さい。

健康日本21と歩行管理

厚生労働省は21世紀における国民健康づくり運動として健康日本21を掲げています。「全ての国民が健やかで心豊かに生活できる持続可能な社会の実現」というビジョンの元、基本方針が定められています。

特に身体活動の点では下記3点が上がっています。

◾️身体活動・運動の目標

1)日常生活における歩数の増加

2)運動習慣者の増加

3)運動やスポーツを習慣的に行っていないこどもの減少

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「歩数や運動習慣を維持できる足づくりが必要」

足の痛みやトラブルがあると上記の目標達成は出来ない…

◾️歩行維持と寝たきり予防ー中之条研究の結果

出典:老化と老年疾患253巻9号 P793-798

歩数
予防できる病気
中強度の活動時間
2000歩
0分
5分
7.5分
寝たきり
うつ病
​要支援・要介護、認知症、心疾患、脳卒中
ガン、動脈硬化、骨粗鬆症、骨折
筋減少症、体力の低下
高血圧症、糖尿病、脂質異常症、メタボ(75歳以上)
高血圧(正常高値高血圧)、高血糖
メタボリックシンドローム(75歳以上)
肥満
4000歩
5000歩
7000歩
15分
17.5分
20分
7500歩
8000歩
9000歩
25分
30分
10000歩
12000歩
40分
症状が重い・深刻
症状が軽い
深刻ではない

「歩行を維持していくための対策・治療が必要」

◾️歩行機能の維持と認知症の関係性

東京都健康長寿医療センター研究所によると、高齢者では「寝たきりになると認知症になりやすい」といいますがその逆に、「よく歩くと認知症になりにくい」ことが最近の研究によってわかってきたと発表しています。

下記に示したグラフでは、70-80歳の女性の認知機能テストと日ごろの運動習慣の関係を調べており、日ごろ良く歩く人はテスト成績がよく、少なくとも1週間に90分(1日あたりにすると15分程度)歩く人は週に40分未満の人より認知機能が良いことがわかっています。

よく歩く人の方が認知機能テストの成績が良い

認知機能テストの得点差

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0.07 -

       

0.06 -

     

0.05 -

       

0.04 -

      

0.03 -

       

0.02 -

   

0.01 -

   

0.00 -

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40分〜

14時間

1.5時間〜

2.8時間

2.8時間以上

歩行不全とフレイル

◾️フレイル=健康な状態と要介護状態の中間の段階

年齢を重ねていくと心身や社会性などの面でダメージを受けたときに回復できる力が低下し、これによって健康に過ごせていた状態から、生活を送るために支援を受けなければならない要介護の状態に変化していきます。

要介護の前段階を指すフレイル状態は現状と向き合い、予防に取り組むことでその進行を緩やかにし、健康に過ごせていた状態に戻すことができるといわれています。

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予備能力

加齢

◾️フレイルと栄養

フレイルは歩行能力が低下だけでなく、嚥下機能を含む全身の虚弱を指します。

※フレイルが進行→舌圧(ものをすりつぶす力)の低下→栄養状態の低下

栄養状態が低下するとあらゆる治療やリハビリテーションの効果が得られなくなるため、注意が必要です。

◾️重症化・再燃予防

「歩行を維持していくための対策・治療が必要」

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痛みがつらく運動できない

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動かないので食欲が出ない

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外に出る気にならない

フレイルの予防の3本として下記が挙げられます

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身体活動

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栄養

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社会参加

歩行維持を提案しても足病があると歩けない

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足科医連携した治療

◾️足病医×足病専門理学療法士による歩行解析とケアプランの立案

運動

理学療法士の視点=運動機能のアセスメント

機能面の弱さを解析。

但しそれが何が原因で生じる

病気・障害リスク」は分からない

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病気

病的サインをアセスメント。

どこに原因があり、それがどんな

「病気」と関連するか診断する

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米国足病医の視点=病的機能のアセスメント

HEALTH CARE

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運動機能・病的機能の両方の機能不全が一度に解析できる

☑現状の解析()

☑運動療法(トレーニングすべき筋肉・方法の指示)

☑適切な歩行量・歩行数の提案

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